Stagflation
景気後退とインフレが同時進行する最悪の状態
景気停滞(Stagnation)とインフレ(Inflation)の合成語で、経済成長が鈍化・後退しているにもかかわらず物価が上がり続ける最悪の経済状態を指す。通常の景気サイクルでは、景気後退時には需要が減退してインフレは落ち着くが、スタグフレーションではその常識が通用しない。中央銀行にとっては最難関の局面で、利上げすれば景気をさらに悪化させ、利下げすればインフレを加速させるというジレンマに陥る。1970年代の石油危機(オイルショック)で世界的なスタグフレーションが発生したことで有名。原油などのエネルギー価格の急騰や、サプライチェーンの混乱(供給ショック)が主な原因となることが多い。投資家にとってスタグフレーションは株式・債券の両方が同時に下落する可能性があるため、実物資産(金・コモディティ)やインフレ連動債が防衛手段として注目される。
GDP成長率が0.5%に減速しているのにCPIが前年比6%で上昇 → 典型的なスタグフレーション。株式も債券も下落し、金やエネルギー株が相対的に強くなる傾向。