Quantitative Tightening
中央銀行が保有資産を縮小して市場から資金を回収する政策
QE(量的緩和)の逆のプロセスで、中央銀行が保有する国債等を売却、または満期を迎えた債券を再投資しないことでバランスシートを縮小し、市場から資金を吸収する金融引き締め策。インフレが高止まりしている場合に、利上げとあわせて実施されることが多い。QTが進むと市場の流動性が減少し、長期金利の上昇圧力が強まるため、株式市場にとっては逆風となる。ただしQTの影響は利上げと比べて緩やかで予測しにくいとされ、FRBは「バックグラウンドで静かに進める」方針をとることが多い。QTのペースが速すぎると市場の流動性が急激に低下してショックを引き起こすリスクがあり、2019年にはFRBのQTが「レポ市場の混乱」を引き起こした経験がある。そのため、中央銀行はQTの実施にあたって慎重に進め、市場の状況を見ながらペースを調整する。
FRBが月間950億ドル(国債600億ドル+MBS 350億ドル)のペースでQTを実施 → バランスシートが約9兆ドルから段階的に縮小。市場の流動性が緩やかに減少する。