Tapering
量的緩和の規模を段階的に縮小すること
中央銀行が毎月の資産購入額を段階的に減額していくことで、QE(量的緩和)の終了に向けた移行プロセスを指す。テーパリングはQEからQT(量的引き締め)への橋渡しの段階であり、「いきなり購入をゼロにすると市場にショックを与えるため、徐々に減らしていく」という考え方に基づく。2013年にFRBのバーナンキ議長がテーパリングの可能性を示唆しただけで新興国市場が急落した事件は「テーパー・タントラム(テーパリング癇癪)」と呼ばれ、中央銀行のコミュニケーションの重要性を示す歴史的な出来事となった。この教訓から、その後の中央銀行はテーパリングの実施に際してより丁寧な事前アナウンスを行うようになった。投資家にとってテーパリング開始は「金融緩和の終わりの始まり」を意味し、金利上昇局面に備えたポートフォリオの見直しを検討するタイミングとなる。
FRBが月間1,200億ドルの購入額を毎月150億ドルずつ減額 → 8か月でテーパリング完了、その後QTに移行。テーパリング開始のアナウンス自体が市場を動かす。