Yield Curve Control
日銀が長期金利を特定水準に誘導した政策
日本銀行が2016年9月に導入した金融政策の枠組みで、短期金利をマイナス0.1%、10年国債利回りをゼロ%程度に誘導することで長短金利全体をコントロールした政策。通常の量的緩和が「購入する国債の量」を目標とするのに対し、YCCは「金利の水準」を目標とする点が特徴的。日銀は必要な限り無制限に国債を購入するというコミットメントにより金利を抑え込んだ。2022年以降、海外金利の上昇に伴い日本の金利にも上昇圧力がかかり、日銀は許容変動幅を段階的に拡大(±0.25%→±0.50%→事実上1.0%)。2024年3月にマイナス金利とYCCを廃止し、日銀は17年ぶりの利上げに踏み切った。YCCの修正観測が出るたびに円相場と日本国債市場が大きく変動し、多くの投資家が損益を被った経緯がある。
日銀がYCCの許容変動幅を±0.25%から±0.50%に拡大 → 10年国債利回りが急上昇、円が対ドルで急騰、日経平均は急落。事実上の金融引き締めと市場は受け取った。