Personal Consumption Expenditures
FRBが最重視するインフレ指標
FRBがインフレ目標(2%)の達成を判断する際に最も重視する物価指標で、個人消費支出の価格変動を測定する。CPIと同様にインフレを測る指標だが、いくつかの重要な違いがある。第一に、PCEはCPIより広範な品目をカバーし、医療費など保険がカバーする支出も含む。第二に、PCEは消費者が価格上昇に応じて代替品に切り替える行動(代替効果)を反映するため、CPIよりやや低い数値が出る傾向がある。FRBは「コアPCE」(食品・エネルギーを除く)を政策判断の最重要指標に位置づけている。毎月末に米商務省から発表され、CPIの発表(月中旬)より約2週間遅い。CPIで大まかな傾向を把握し、PCEで確認するという使い方が市場では一般的。コアPCEが持続的に2%を下回ると利下げ、上回ると利上げの根拠になる。
コアPCEが前年比2.8%(FRB目標2.0%)→ まだ目標を上回っているため、FRBは「利下げを急ぐ必要はない」と判断する可能性が高い。2.0%に近づくほど利下げ期待が高まる。